平野美宇 シングルス3回戦で敗退 北朝鮮選手に苦杯をなめた
「アジア大会・卓球」(29日、杭州)
卓球のシングルス女子3回戦で平野美宇(木下グループ)は北朝鮮選手に2-4で敗れた。早田ひな(日本生命)がシンガポール選手にストレート勝ちし、準々決勝に進んだ。ゴルフの第2ラウンドで女子(6597ヤード、パー72)は首位で出た馬場咲希(東京・代々木高)が72と伸ばせず、通算7アンダーでトップと5打差の7位タイに後退した。体操種目別の女子平均台で18歳の岡村真(相好ク)がこの種目の日本勢初優勝を果たした。
平野は、2018年夏季ユース五輪以来の再戦という北朝鮮選手に苦杯をなめた。速球を左右に散らしてもしつこく拾われて2-4で敗れ、16強止まり。「すごく粘り強い選手だった」と悔しがった。
パリ五輪シングルス代表2枠を争う選考の対象種目だった。選考ランキング2位の平野が獲得した選考ポイントは「10」にとどまり、同3位の伊藤との差は思うように広がらなかった。ただ「まだリードしているということをポジティブに受け止め(残る主要な対象大会の)選考会と全日本選手権に懸けるしかない」と切り替えた。
長崎と組んだ女子ダブルスでも中国ペアに敗れ、全種目を終えた。来夏の五輪を見据え「このままでは駄目だと感じた」と危機感も募らせた。