織田信成、採点前から号泣…SP74・83点で3位発進「まだ始まったばかりやのに恥ずかしい」10年ぶり全日本出場へ第一歩
「フィギュアスケート・近畿選手権」(30日、木下カンセーアイスアリーナ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、9年ぶりに現役復帰した2010年バンクーバー五輪代表の織田信成(36)=大阪スケート倶楽部=は74・83点で3位だった。10月1日にフリーが行われる。今大会は西日本選手権(10月・広島)の予選となり、10年ぶりの全日本選手権(12月・長野)出場に向けて第一歩を踏み出した。
大歓声に迎えられた織田は、ジャンプは全て加点がつく成功となるなど華麗な演技で滑り終え、大きな拍手に包まれた。キスアンドクライでは、母・憲子コーチが泣いていたため、織田も点数が出る前から大号泣。「まだ近畿のショートやのに…。まだ始まったばっかりやのに(泣いてしまって)恥ずかしい」とティッシュで涙を拭いた。
織田は昨季、9年ぶりに電撃復帰。昨年11月12日に3247日ぶりの競技会復帰を果たし、今年1月の国体で9位に入った。今季に向けては、引退した13年大会以来、10年ぶりとなる全日本選手権出場に目標を定めている。