ホーバス監督 バスケ日本代表は「変わった」パリ五輪へW杯メンバーは全員代表候補 八村塁とも面会希望「米国で会いたい」

 W杯の総括会見に出席した日本代表のトム・ホーバス監督(左)、日本協会の三屋裕子会長
 W杯の総括会見に出席した日本代表のトム・ホーバス監督
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 日本バスケットボール協会は30日、今月上旬まで行われた男子W杯の総括会見を都内で開いた。歴史的3勝を挙げ、48年ぶりに自力での五輪切符をつかんだ日本代表のトム・ホーバス監督は「この結果はすごい。選手たちの努力、信じる気持ちすごい」と改めて称賛。来夏のパリ五輪に向けては今回のW杯メンバーが中心となるが、NBAの八村塁(レーカーズ)、さらに現在杭州アジア大会に出場している若手らも代表候補とした上で「(最低条件として)ハングリーじゃなかったら呼ばない。(パリ五輪までの)この10カ月でどこまで行けるか、楽しみです」と期待を口にした。

 指揮官はW杯後、杭州アジア大会の直前合宿を視察した際、若手中心のメンバー全員と面談。それぞれに目標を聞いたところ、各々が「パリ五輪に出場したいです」と志願したといい、「若い選手もハングリー。あれくらいの気持ちがあれば絶対に強くなる。うれしい」と目を細め、「アジア大会の選手たちを見ていて(日本代表は)なんか変わったなと。いい感じになった。本当にみんなが自信ありそうで、勝負したいという気持ちを感じる」とW杯後の相乗効果にうなずいた。

 今後のパリ五輪に向けた選手選考についても言及し「やっぱりW杯メンバーは全員、(パリ五輪に向けた合宿に)呼びますよ、間違いなく」と明言。Bリーグ選手を中心に段階的に合宿を行いながら、少しずつ選考を進めていくプランを明かした。また、NBA組についても「米国に行ったら(渡辺)雄太と(八村)塁に会いたい」と直接面会する意向を示した。

 W杯を経て成長過程の男子日本代表について、21年夏の東京五輪で銀メダルに輝いた女子日本代表を率いた経験を踏まえながら、「女子も(五輪までに)負けた経験が大きかった。プロセスが女子と(現在の)男子で結構似ている。いいイメージ」と重ねて期待を込めた。

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