早田ひな 銅メダル以上確定 福原愛以来日本勢13年ぶり「試合を楽しみたい」
「アジア大会・卓球」(30日、杭州)
卓球の女子ダブルス準々決勝で張本美和(15)=木下アカデミー、木原美悠(19)=木下グループ=組が、格上の孫穎莎、王曼昱組(中国)を下して銅メダル以上が決定。同シングルスの早田ひな(23)=日本生命=も準決勝に進んでメダルが決まった。
早田は世界ランク14位の難敵相手に0-2から4ゲームを連取し、日本勢で2010年広州大会銅メダルの福原愛以来、3大会ぶりのメダルが確定。今年5月の世界選手権個人戦で3位に入り、マークが厳しくなる中「最低目標」を達成し「実力がだんだん定着している」と胸を張った。
第3ゲームから「やったことのない戦術や持っているものを全てやろう」と意識を変えた。フォア側に来たサーブをあえてバックでレシーブするなど相手を崩す。ラリーも前に出て圧力をかけ、主導権を握り返した。
準決勝では、世界選手権で激戦の末に破った王芸迪(中国)に再び挑む。23歳は「試合を楽しみたい」と笑顔を見せた。