早田ひな 悔し銀 世界1位相手に力負けも収穫「やってきたことを出せた」

 女子シングルスで銀メダルを獲得した早田ひな(共同)
 孫穎莎(手前)にポイントを奪われた早田ひな(共同)
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 「アジア大会・卓球」(1日、杭州)

 卓球女子シングルスの早田ひな(23)=日本生命=は日本勢29年ぶりとなる決勝進出を果たしたが、世界選手権覇者の孫穎莎(中国)に1-4で敗れて銀メダルだった。ゴルフは男女とも最終ラウンドが行われ、馬場咲希(東京・代々木高)は11位。自転車のBMX男子レースは、23歳の中井飛馬が金メダルを獲得した。サッカー男子準々決勝で日本は北朝鮮に2-1で勝ち、4強入り。水球女子の日本は最終戦で中国に11-24で敗れて銀メダル。この大会でのパリ五輪出場権獲得はならなかった。

 卓球女子シングルスで世界ランク9位の早田は、決勝で同1位・世界女王の孫穎莎(中国)に1-4で敗れたが銀メダルを獲得した。同種目で日本勢が「銀」以上を獲得するのは1994年広島大会金メダルの小山ちれ以来。準決勝では同4位の王芸迪(中国)を4-3で破った。

 アウェーの熱狂の中で早田は好戦したものの、女王の牙城は今回も崩せなかった。孫穎莎からは1ゲームを取るのがやっとで、これで10戦全敗。「攻めても攻めても、いつの間にか反撃され、向こうのペースになり得点されることが多かった」と唇をかんだ。

 ただ、アジア版の五輪と呼ばれる4年に1度の祭典で、敵地で中国選手も破っての銀メダルは値千金。代表入りは確実となったパリ五輪での金メダルに向けても、大きな足がかりをつくった。「緊張もあったが、やってきたことを出せた。あと1年でここ(孫穎莎)を超えなきゃいけないと思うと時間がないが、一日一日を大切に努力していくしかない」。日本のエースとして収穫の多い銀となった。

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