石川祐希「必ず五輪切符を取る」魔の第3セットも圧倒、チュニジアに3-0完勝、バレー男子
「バレーボール男子・W杯、日本代表3-0チュニジア代表」(3日、代々木第一体育館)
世界ランク5位の日本は、同20位で2連敗中のチュニジアを下し、2勝1敗とした。初戦はフィンランドにフルセットで辛勝。30日はエジプトに2-3で逆転負けして初黒星を喫し、1勝1敗としていた。
日本は第1セットから石川祐希主将のバックアタック、高橋藍のサービスエース、西田有志、小野寺太志の堅固なブロックなどで相手を圧倒。チュニジアはセッター以外の5人をサーブレシーブに回す場面もあった。
第2セットも完勝すると、鬼門の第3セットは粘り強いレシーブでラリーを制し、3セットとも完勝。高橋藍らがサービスエースを9つ決めた。
アタック、ブロックなど大車輪の活躍を見せた主将の石川は「2戦目の敗戦から切り替えて、この結果が出てすごくうれしい」と話した。前戦後にはチームで「シンプルに、やってきたことをいつもどおり出そうと話した」と心をひとつにしたことを明かした。
自身も本来の調子を取り戻した様子で「(さらに)修正して明日は間違いなくもっといいプレーをする。もっと(調子は)上がってくる」と手応え。「残り4試合、必ず勝って五輪切符を必ず取る」と気持ちを込めた。
日本は4日に世界ランク15位のトルコと対戦する。