女子レスリング藤波朱理 無失点Vで130連勝 11月に20歳の誕生日「濃かった10代」

 「アジア大会・レスリング」(5日、杭州)

 レスリング女子でパリ五輪代表に決まっている53キロ級の藤波朱理(19)=日体大=が、決勝で東京五輪2位の龐倩玉(中国)に快勝し、金メダルを獲得。連勝記録を130に伸ばした。57キロ級の桜井つぐみ(育英大)、50キロ級の吉元玲美那(KeePer技研)も優勝した。ハンドボール女子決勝で日本は3連覇を狙った韓国を29-19で破って初優勝した。空手の女子形個人は清水希容(ミキハウス)が3連覇。男子は本一将(AGP)が初の金メダルを手にした。

 藤波が全3試合を無失点の圧勝。2度目の制覇を果たした9月下旬の世界選手権から2週間ながら、疲れを感じさせない動きで連勝記録も130にまで伸ばした。連勝記録への質問をかわすことが多いが、節目に到達し「これをきっかけに自分やレスリングを知ってもらえたら」とご満悦だった。

 11月に20歳の誕生日を迎える。10代最後の試合を終え「すごく濃かった10代だった。20代はもっとすごいことが起きる」と期待を膨らませた。

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