バレー日本男子 崖っぷちからパリ五輪切符獲得 石川祐希「ホッとした」2戦目まさかの黒星も「負けてチームまとまった」

 第3セット、スパイクを決める石川祐希(撮影・佐々木彰尚)
 第3セット、得点が決まり喜ぶ石川
 パリ五輪出場を決めて喜ぶ石川祐希(中央上)ら(撮影・佐々木彰尚)
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 「バレーボール男子・W杯、日本代表3-0スロベニア代表」(7日、代々木第一体育館)

 世界ランキング4位の日本が、同7位のスロベニアと対戦。4戦連続となるストレート勝ちでこの大会の2位以上が確定し、パリ五輪出場が決まった。重圧から解放された主将の石川祐希(ミラノ)は歓喜の涙。記者会見では「ここで切符を取るためにやってきたので、ちょっとホッとした」と安堵の表情を浮かべた。

 今大会、2戦目に格下のエジプト戦で2-3とまさかのフルセット負けを喫し、崖っぷちに立たされた。ただ、以降は4戦連続ストレート勝ちと調子を上げ、最終戦を残して自力でパリ五輪切符を手にした。

 石川は「エジプト戦で負けて、チームが一つにまとまった」と述懐。自身のプレーの質も尻上がりに上げていったが、「僕自身がパフォーマンスが全く上がっていなくて、戦っていく中で上げていこうと思っていた。2戦目で負けてしまって、(自分の)コンディションがよくない中でも結果を出せず、(主将として)勉強になった」と振り返った。

 コート上でのインタビューでは「最後まで自分たちを信じていました」と声を震わせながら語り、来夏のパリ五輪に向けては「メダルを取る目標をつくっていくので、その姿をみせていきたい」と決意を込めた。

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