「バレーボール男子・Ｗ杯、日本代表３－０スロベニア代表」（７日、代々木第一体育館）

　世界ランキング４位の日本が同７位のスロベニアにストレート勝ち。この大会の２位以上が確定し、パリ五輪出場が決まった。

　勝利の瞬間、選手たちは今年３月にがんのため他界した藤井直伸さんのユニホームを掲げて男泣き。「藤井さん、やったぞ」と叫んだ。

　藤井さんの妻で、元女子日本代表の美弥さんはインスタグラムのストーリーを更新し、「おめでとう！！！そして、感動をありがとう！！！心はひとつ」とメッセージ。藤井さんの病気が判明して以降、バレーボール界の合言葉となった「心はひとつ」のフレーズを記した。

　中継したフジテレビの解説席では、藤井さんの盟友で福澤達哉氏と清水邦広も涙が止まらず。生前に見舞いにも通っており、「本当に藤井が支えてくれました」と声を震わせた。