バレー男子 ブラン監督がシーズン総括「全ての目標を達成できた。誇りに」パリ五輪メダル獲得のカギは“瞬間判断力”
バレーボール男子日本代表のフィリップ・ブラン監督(63)が9日、オンラインでシーズン総括会見を行った。ネーションズリーグでは世界大会46年ぶりとなる銅メダルを獲得し、8日まで行われた24年パリ五輪予選では、08年北京大会以来4大会ぶりの五輪自力出場をつかんだ。「2023年は複数の点で素晴らしいシーズン。全ての目標を達成できた。結果だけではなく試合の質も目を見張るものだった。世界中から『日本の試合を見るのは楽しい』と言われた。自分のチームを誇りに思う」と振り返った。
次に目指すは1972年ミュンヘン五輪以来のメダル獲得だ。ブラン監督がカギに上げたのは“瞬間判断力”。それぞれの所属チームに戻ってからも、その力を磨くことを呼びかけた。「ポーランド、イタリアの試合を見ても、1、2点が明暗を分ける」とし、「その瞬間にどのような決断できるか。相手に対して、その瞬間に最適なプレーができるようにしていきたい。1つの分野に絞るよりは、幅広く準備して全て強化したい」と語った。
8日まで行われたW杯では日本、米国、ブラジル、ドイツ、ポーランド、カナダの6カ国がパリ五輪切符を獲得している。