“サンズデビュー”渡辺雄太を米メディア絶賛 10得点、攻守躍動「デュラントがなぜ渡辺を好むか知った」「5番手の先発の座争う可能性も」

 「NBA・プレシーズンマッチ、サンズ130-126ピストンズ」(8日、デトロイト)

 NBA6年目となった渡辺雄太(28)が今季初のプレシーズンマッチで途中出場。チーム最長の30分24秒をプレーし、3ポイントシュート2本を含む10得点5リバウンド、2スチール、1アシストを記録し、延長戦の末の勝利に貢献した。

 新天地サンズでのデビュー戦となった渡辺は第1Qに早速起用されると、3ポイントシュートを成功。さらに第3Qにも3ポイントを成功させ、延長戦でも値千金のシュートを決めて、デビン・ブッカーやネッツでチームメートだったケビン・デュラントらスター選手が揃うチームの中でも攻守で存在感を示した。

 この活躍を現地メディアも絶賛。米スポーツ専門メディアの「クラッチポイント」は「ケビン・デュラントが渡辺獲得を知った時、『とても興奮した』と語っていたが、サンズのファンはデュラントがなぜ渡辺を好むかを知ることになった」と綴り、ボーゲル監督の「延長戦で我々にいい刺激を与えてくれた。彼は正しい位置にいて戦略を理解する才能を持っている」というコメントとともに、「渡辺はNBA最高のコーナー3ポイントシューターの1人として認められている。延長では渡辺が守備でボールを勝ち取り、シュートも決め、実質的に試合を終わらせた」と絶賛。「渡辺がサンズのスター選手に次ぐノックダウンシューターとして台頭すれば、5番手の先発の座を争う可能性もある」と、指摘した。

 渡辺は今夏、W杯に出場し、日本の48年ぶりの自力五輪出場となるパリ五輪切符獲得に貢献。日本の大黒柱のさらなる飛躍が期待されるシーズンが始まった。

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