レスリング130連勝の藤波朱理、アジア大会から帰国「いいステップ」パリ五輪切符ようやく喜び「体と心を1回リセット」

 レスリング女子53キロ級で杭州アジア大会の金メダルに輝き、公式戦連勝記録を130に伸ばした藤波朱理(19)=日体大=が9日、中国から成田空港に帰国した。パリ五輪代表を決めた9月の世界選手権から約2週間での2連戦となったが、「4年に1回の総合大会を経験できて、出て良かった。来年のパリ五輪に向けていいステップになった」と納得の表情。閉会式にも参加し「総合大会のすごさを改めて感じて、来年のパリがより楽しみになった」と夢舞台へのイメージを膨らませた。

 パリ五輪切符を決めた後もアジア大会を控えていたため臨戦態勢を崩さなかったが、ようやく一息つける。「(五輪代表は)本当にうれしい。体と心を1回リセットして、また頑張りたい。おいしいものを食べて、(選手村では)お湯に入れなかったので、今日は帰って湯船につかりたい」と頬を緩ませていた。

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