28年ロス五輪 追加競技候補の国内関係者が反応 ソフト協会事務局長「ようやくここまできたか」
2028年ロサンゼルス五輪の大会組織委員会は9日、追加競技候補として野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したと発表した。組織委によると、IOCの理事会を経て16日の総会(ムンバイ=インド)に諮られる。東京五輪とパリ五輪では、組織委の提案がそのまま承認されている。
各競技の国内関係者は正式決定への期待を膨らませた。日本ソフトボール協会の矢端信介事務局長は「ようやくここまできたかという感じだ」と述べ、日本野球機構の井原敦事務局長は「発表したということは、それなりのとりまとめができていると思うが、正式決定を待ちたい」と慎重姿勢だった。
日本フラッグフットボール協会の奥村拓朗事務局次長は「五輪競技になれば子どもたちの夢や希望につながる」と期待。日本クリケット協会は「より多くの人々にクリケットの世界への扉が開かれることを期待している」、日本スカッシュ協会は「五輪への採用が一歩進んだことは大変喜ばしい」などとコメントした。