28年ロス五輪 野球&ソフト復活へ IOCに5競技の追加候補提案

 2028年ロサンゼルス五輪の大会組織委員会は9日、追加競技候補として野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したと発表した。組織委によると、IOCの理事会を経て16日の総会(ムンバイ=インド)に諮られる。東京五輪とパリ五輪では、組織委の提案がそのまま承認されている。

 野球・ソフトボールは追加競技として行われた21年東京五輪で日本がともに金メダルを獲得。パリ五輪では採用されなかったため、実施が決まれば2大会ぶりの復帰となる。世界野球ソフトボール連盟は「米国だけでなく、世界中のファンに好評を博すと確信している」との声明を出した。

 正式採用となればクリケットは128年ぶり、ラクロスは120年ぶりの復活。米国で人気の高いアメリカンフットボールから接触プレーをなくしたフラッグフットボールは、スカッシュとともに初実施となる。

 これまで追加候補には9競技が残っていたが、来夏のパリ五輪で初採用されるブレイキン(ブレイクダンス)や空手、モータースポーツ、キックボクシングは漏れた。

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