立大・上野裕一郎監督の謹慎処分は「報道が出る」と申し出受け決定…陸上部が「指導者として不適切」と判断

 立大陸上競技部の男子駅伝監督の上野裕一郎監督(38)のニュースサイト「デイリー新潮」による不倫報道を受け、11日、同大広報課の担当者がデイリースポーツの取材に応じ、上野監督が謹慎処分になったことを明かした。

 謹慎期間は10日からで、上野監督自身から「報道が出る」と報告があり、陸上競技部が「指導者として不適切」と判断した。チームは今後14日の箱根駅伝予選会に参加予定だが、上野監督は参加しない方針。

 上野監督は中大時代は駅伝など、社会人では世界選手権代表として活躍。監督として臨んだ昨年の箱根駅伝予選会では立大が6位に入り、史上最長ブランクとなる1968年以来55年ぶりの本戦切符を獲得した。監督業をこなしながら、現役ランナーでもあり、“日本一速い監督”と賞されていた。

 ◆上野裕一郎(うえの・ゆういちろう)1985年7月29日、長野県佐久市出身。中学時代は軟式野球部に所属し、陸上競技は佐久長聖高から始めた。2004年に中大に進学し、4年連続で箱根駅伝に出場。3年時には3区で区間賞を獲得した。卒業後はエスビー食品を経てDeNAに所属。09年世界選手権5000メートル日本代表。18年12月から立大男子駅伝監督に就任した。183センチ、58キロ。

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