ラグビー日本代表 流大はあらためて代表引退を明言「覚悟を持って出場させてもらった」姫野は「めちゃめちゃ寂しい」
ラグビーW杯フランス大会で1次リーグ敗退となった日本代表が11日、成田空港に帰国し、千葉県内で総括会見を行った。
副主将のSH流大(31)=東京SG=はふくらはぎを痛めた影響で、サモア戦とアルゼンチン戦を欠場。無念の結果となり、「自分自身もけがをして悔いが残る大会。でもチームのことを誇りに思います」とうなずいた。
あらためて代表引退を明言し、「日本代表を引退することは変わりありません。日本代表として、覚悟をもって36試合に出場させてもらった。これからは誰よりも日本代表のファンとしてサポートを続けたい」と語った。
この言葉に、主将・姫野は「めちゃめちゃ寂しい。彼がいたから頑張れた部分はある。よく怒られることもあったが、背中たたいて前向かせてくれた。友達みたいな関係ですが、先輩として尊敬している」と視線を送った。
今大会、2勝2敗で2大会連続の8強入りは逃したが、W杯通算10勝に到達。1次リーグD組3位に入ったことで次回の2027年オーストラリア大会の出場権も獲得した。
ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは退任が決まっており、次大会に向けては新体制となる。日本代表選手らが出場する国内のリーグワンは12月9日に開幕する。