2023.10.12

ＩＯＣ関係者、札幌断念に理解　３０年の冬季五輪招致

国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）理事会のロゴ＝１２日、ムンバイ（ロイター＝共同）

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　【ムンバイ共同】札幌市の２０３０年冬季五輪招致断念と３４年大会以降への切り替えに対し、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）関係者からは理解を示す声が広がった。

　東京大会を巡る汚職・談合事件の影響などで開催支持率が伸び悩んだことが大きな理由となっており、あるＩＯＣ幹部は「いい判断だ。何か問題があるなら、それを解決してから開催を目指した方がいい」と述べた。３４年は開催実績のある米ソルトレークシティーが有力。３８年は決定時期や選考方法も不透明な状況だが、同幹部は「３４年も目指した方がいい。もし３４年で勝てなくても、その時には３８年を強力な候補として迎えられる」と助言した。