バスケ「代表引退認めぬ」方針にW杯戦士ら続々反応 渡辺「俺に対して言っているような気が」富樫「気持ちがない選手無理やり招集して何に?」
日本バスケットボール協会(JBA)の男子代表強化検討委員会が12日に、代表引退を宣言した選手も代表招集をかける方針を示したことについて、8~9月のW杯で24年パリ五輪の自力出場を勝ち取った男子日本代表らがX(旧ツイッター)を次々と更新している。
「切符を取れなければ代表引退」と、不退転の覚悟で代表シーズンに臨んでいた渡辺雄太(サンズ)は「明らかに(田中)だいきさんじゃなくて俺に対して言っているようなきがするけど、国内選手限定ってどゆこと。Bリーガーも必死で自分たちのシーズンやってる中で代表として海外試合に出てくれているのに」と更新した。
主将の富樫勇樹(千葉J)は「2026年から始まるBプレミアは代表の試合があるときにもリーグの試合があるって言ってたから、そのことなんだろうけど、、、引退は別じゃない???昔より代表に入りたいと本気で思ってる選手もたくさんいるし、何かの理由で一度辞退した選手をもう呼ばないと判断するのはその時のヘッドコーチは決めればいいし、気持ちがない選手を無理やり招集してなにになるんだろう」と投稿した。
同協会は12日に会見を行い、選手が代表活動を辞退した場合、理由の正当性にかかわらず期間中の所属先での公式戦出場を認めない新規定を発表。さらに正当な理由がない場合は、3試合の出場停止を科す。国内チームに所属する年齢制限のない男女の代表が対象で、アンダーカテゴリーは対象外。八村塁や渡辺雄太らNBA選手などの海外組は対象外となる。
また21年東京五輪代表の田中大貴(SR渋谷)など代表引退を宣言した選手も、今後はヘッドコーチの判断で招集される可能性がある。Bリーグの島田慎二チェアマンは「そういう(代表引退の)概念はないというスタンス。声がかかった場合は罰則は適応される」と見解を示していた。 強制度が高まる上で、遠征時はビジネスクラスを利用することも明言し、環境を整えて、選手の負担を減らしていく方針を語っていた。