ラグビー神戸・デイブ・レニー新HC 12トライの大勝発進も「いいところが多かったが、課題もあった」

 チームが快勝し、神戸フィフティーンを迎えるデイブ・レニー監督(右から2人目)=撮影・北村雅宏
 後半、試合を見守る(前列右から)神戸・李承信、橋本皓。後列は山中亮平(撮影・北村雅宏)
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 「ラグビー・リーグワン・プレシーズンマッチ、神戸74-0広島」(14日、灘浜グラウンド)

 ラグビー・リーグワンの神戸が、ディビジョン3のマツダスカイアクティブズ広島から12トライを奪って完勝。巻き返しを期す新シーズンへ向けて好スタートを切った。

 FWとBKが一体となった神戸らしい多彩なアタックでトライを量産。守備でも後半に相手の連続攻撃を受けてゴール前で耐え続ける場面があったものの、粘り強いタックルでしのいで無失点に抑えた。新たに就任したデイブ・レニー・ヘッドコーチ(HC)は「広島からプレッシャーを受けたが、ボールキャリーやサポートでいいところが多かったと思う。ただ、課題もたくさん見つかった」と大勝にも表情を崩さず冷静に内容を振り返った。

 オーストラリア代表監督などを歴任した名将は、8月に来日し網走合宿などで着実に強化を図ってきた。昨シーズンは9位に終わっただけに、チームの立て直しへ妥協は許さない。21日には12月9日の開幕戦(ノエビアスタジアム神戸)で対戦する三重ホンダヒートとのプレシーズンマッチが行われる。「同じディビジョン1のチームとの対戦で、またチャレンジしたい」と意欲的だった。

 また、W杯で1次リーグ敗退となった日本代表については「イングランド、サモア、アルゼンチンと強くてタフなチームと厳しい戦いが続いた。ベスト8に進めなかったのは残念」と語った。

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