波乱続出のMGC 細谷恭平が転倒立ち上がれず途中棄権 28キロ地点で悲劇 日本記録保持者の鈴木、歴代4位其田も途中棄権

 大迫傑(手前左)らとスタートした細谷恭平(中央)=撮影・吉澤敬太
 国立競技場を並んで走る鈴木健吾(手前右)と其田健也(左奥)(撮影・吉澤敬太)
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 「マラソングランドチャンピオンシップ」(15日、国立競技場発着)

 24年パリ五輪代表選考会を兼ねて、男子61人がスタートした。

 28キロ地点では第2集団を走っていた細谷恭平(黒崎播磨)が転倒。倒れ込んだまま立ち上がることができず、途中棄権となった。

 雨中の決戦は、川内優輝の作り出したハイペースもあり、波乱が続出している。

 昨年の東京マラソン以来1年7カ月ぶりのマラソンとなった日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)は11・9キロ地点で棄権した。序盤からやや苦しそうな走りが続き、5キロすぎから徐々に第2集団の後方となり、8キロ過ぎには先頭と55秒差をつけられる、まさかの展開となった。11キロ過ぎから腰に手をあてて歩き出し、11・9キロでレースをやめた。自身初のマラソン途中棄権となった。日本歴代4位の記録を持ち、今夏の世界選手権代表でもあった其田健也(JR東日本)も途中棄権となった。

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