波乱のMGC 27歳の小山直城がV、赤崎暁が2位でパリ五輪切符!大迫傑は前回に続き3位 大逃げ川内が大健闘4位

 1位でゴールする小山直城(撮影・吉澤敬太)
 2位でゴールした赤崎暁(撮影・吉澤敬太)
 パリ五輪の切符を手にした(左から)一山麻緒、鈴木優花、小山直城、赤崎暁(撮影・吉澤敬太)
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 「マラソングランドチャンピオンシップ」(15日、国立競技場発着)

 24年パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、小山直城(27)=ホンダ=が2時間8分57秒で1位、赤崎暁(25)=九電工=が2時間9分6秒で2位に入り、五輪切符を手にした。前日本記録保持者の大迫傑(32)=ナイキ=は前回大会に続いて3位。これが130回目のマラソンとなった川内優輝(36)=AD損保=が大健闘の4位に入った。

 川内優輝の大逃げを打ち、ハイペースで進んだレース。小山、大迫は2位集団でじっくりと力を溜めると、30キロ過ぎに大迫が集団の先頭に立ち、ペースアップを促し、35キロで川内を吸収。38キロ過ぎからは小山のスパートし、一気に抜けだした。

 3人による2位争いは赤崎が40キロ過ぎに抜けだして、2位を確保した。

 大迫は4年前に続いて3位に終わった。大逃げをうって盛り上げた川内は大健闘の4位となった。

 レース後、小山は「まず内定を取れたことをうれしく思ってます。集団の力を利用してレースを進めようと思っていた。あまり反応せず、動かずにレースを進められた」と振り返り、圧巻のスパートには「残り2キロで後ろとの差が10秒くらいに開いた時にいけるかと」とうなずいた。

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