途中棄権の鈴木健吾「正直状態よくなかった」練習不足響き残り1枠に向け決断 妻一山麻緒は五輪切符「誇りに思う。一緒に行けるように」

 スタートした鈴木健吾(中央)(撮影・吉澤敬太)
 2位でゴールする一山麻緒(撮影・吉澤敬太)
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 「マラソングランドチャンピオンシップ」(15日、国立競技場発着)

 24年パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、初の五輪切符を狙った日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)は11・9キロ地点で途中棄権した。

 レース後、股関節周りの怪我で練習不足だったことを明かし、「正直状態はよくなかった。うまく練習ができなかった分、前半早いうちから離れた」。2位が難しくなった時点で、残り1枠がかかるMGCファイナルチャレンジに向けて棄権を決断した。

 妻で東京五輪8位入賞の一山麻緒は女子で2位に入り、2大会連続の五輪を決めた。「東京五輪後から次は一緒に、と4年間やってきた。有言実行した妻を誇りに思う。あと1枠あるので一緒に行けるように頑張りたい」と、誓った。

 昨年の東京マラソン以来1年7カ月ぶりのマラソンとなった日本記録保持者の鈴木は11・9キロ地点で棄権した。序盤からやや苦しそうな走りが続き、5キロすぎから徐々に第2集団の後方となり、8キロ過ぎには先頭と55秒差をつけられる、まさかの展開となった。11キロ過ぎから腰に手をあてて歩き出し、11・9キロでレースをやめた。自身初のマラソン途中棄権となった。

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