ロス五輪追加5競技 日本の現在地は?野球、ソフトは金候補、大谷翔平らメジャー招集期待 フラッグFはアメフトからの参戦次第でメダルも

 国際オリンピック委員会(IOC)は16日、インドのムンバイで総会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を選出した。追加の団体競技はいずれも男女各6チームずつの予定。

 各競技の現状と日本の現在地は次の通り。

 ◆野球・ソフトボール

 野球は東京五輪で金メダル、今年3月のWBCも制しており、5年後も当然金メダルの期待が懸かる。MLB、米選手会からも支持を得ており、東京五輪では実現できなかった、WBCのような大谷翔平ら大リーガーの招集実現にも期待が懸かる。ソフトボールも東京五輪では金メダルを獲得。北京、東京と実施された2大会連続金メダルを獲得しており、“3連覇”への期待は高い。

 ◆スカッシュ

 悲願の初実施となるスカッシュ。英国発祥の室内スポーツは競技が盛んなエジプトや欧州勢が世界ランクの上位を占める。男子は机龍之介が日本人最上位の61位、女子は杭州アジア大会で史上初の銅メダルを獲得した渡辺聡美が17位でまずは出場権を目指すことになる。

 ◆ラクロス

 1908年ロンドン五輪以来120年ぶりの復活となるラクロスは、日本では大学スポーツとして親しまれる。競技発祥の米国やカナダの北米が強く、男子は23年世界選手権では米国が金メダルで、2位がカナダ、3位がイロコイ連邦、4位が豪州。日本は5位だった。女子も世界ランクでは1位米国、2位カナダで、日本は5位につけている。

 ◆クリケット

 1900年パリ五輪以来、128年ぶりの実施となるクリケットは国技となっている英国、インドなど英連邦諸国で高い人気を誇る。アジアでは最高峰リーグを持つインドやパキスタンが強く、日本は世界ランク50位。出場に向けてはかなりの強化が必要になる。

 ◆フラッグフットボール

 アメリカンフットボールから接触プレーをなくし、安全性を高めた初の実施となるフラッグフットボール。特に米国での人気が高く、NFL選手の参加の可能性も報じられている。日本女子は22年のワールドゲームズで5位。男子21年世界選手権で11位。北米などに次ぐ地力を誇るアメフトからの参加など今後強化が本格化することになる。

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