野球・ソフトボール 28年ロス五輪で復帰決定 榊原コミッショナー「誠に大きな慶び」ソフト三宅会長「興奮しています」
国際オリンピック委員会(IOC)は16日、インドのムンバイで総会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を選出した。
東京五輪で日本がともに金メダルを獲得した野球とソフトボールは2大会ぶりの復帰となった。
プロ野球・榊原定征コミッショナーのコメントは以下。
「2028年ロサンゼルスオリンピックでの野球競技種目復活についてこの度、2028年ロサンゼルス大会に野球が追加競技として採択されたことは、私共、野球競技関係者にとって誠に大きな慶びとする所であります。
オリンピックは平和を希求する世界的祭典ですが、野球は間違いなくオリンピックの中核価値(コアバリュー)である「卓越性」「友情」「尊敬」を満たしている競技です。2020年東京大会の試合を通して、世界中で沢山の皆さんが、素晴らしいプレイや相手チームに対する信頼と尊敬に心を打たれ、深く感動されたことと思います。
ロサンゼルスオリンピックに各国を代表して参加されるチームの皆さんが、その卓越した技量を通じて様々な興奮と感動をもたらし、野球の魅力が世界中の人々にもっと広く認知され受け入れられることを心から願っております」
日本ソフトボール協会・三宅豊会長のコメントは以下。
「この度のIOC総会において、野球・ソフトボールの採用が決定された事、大変嬉しく興奮しています。ソフトボール競技は、2020東京オリンピックで金メダルを獲得しましたが、パリオリンピックでは採用外となってしまい残念な思いをしていました。
東京オリンピック金メダルの瞬間での震えるような感動が今再び胸の中によみがえっています。当協会と国際競技団体のWBSCは、10月21日から東京オリンピックのレガシー継承と若者世代の競技普及発展を目的として、東京で女子U15ワールドカップを開催しますが、そういった年代も含め、選手たちにとって大きな夢が膨らんだ事と思います。
(公財)日本ソフトボール協会としても、2028年ロサンゼルスオリンピックに向けて、北京、東京に次ぐ連続金メダルを目指し強化を進めてまいります。今後とも皆様の温かいご声援をよろしくお願い申し上げます」