28年ロス五輪新種目に決定のスカッシュ 男子エース机龍之介は「メダル獲得したい」大手パチンコ店で新卒採用担当の26歳

 スカッシュの五輪決定を喜ぶ選手ら(左から3番目が)机龍之介
 オンラインでスカッシュの五輪決定を喜ぶ渡辺聡美
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 2028年ロサンゼルス五輪の追加種目が16日、インドのムンバイで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で正式決定した。日本スカッシュ協会の関係者と選手は都内で発表の時を待ち、五輪種目に決定すると、歓喜の声を上げた。

 日本男子エースの机龍之介(26)=ダイナム=は「正直まだ実感は湧いてない。今日がスカッシュ界にとって、僕にとってのスタート」と笑顔だった。所属先のダイナムはパチンコチェーン大手で、サポートを受ける。机は新卒採用を担当しており、面接などを行うという。週5日、1日6時間勤務し、あとは練習時間にあてている。夢舞台へ「出場できるように、メダルを獲得できるように頑張りたい」と“フィーバー”を狙う。

 今年のアジア大会で日本人初の銅メダルを獲得した渡辺聡美(24)=Greetings=は、オンラインで参加し「ずっと待ち望んでいた。本当にうれしく思っている」と充実の表情だった。「今やっと世界のトップと戦えるようになってきた。5年間でしっかりもまれて、29歳は体が動く一番いい時期。上を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 日本スカッシュ協会の大谷眞会長は「今までスカッシュ競技は、2012年ロンドンオリンピックから16年リオデジャネイロ大会、20年東京大会と新たな競技として選考に残るも涙をのむ結果となってきました。この度初めて選出されたことは、われわれにとって歴史的な瞬間であり世界中のスカッシュプレーヤー、愛好家の望みがかなった瞬間でもありました」と喜びのコメントを発表した。

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