ラクロス120年ぶりの復帰 ロス五輪追加競技 佐々木理事長「ラクロスが普及する契機に」

  国際オリンピック委員会(IOC)は16日、インドのムンバイで総会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として大会組織委員会から提案された野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を一括承認した。21年東京五輪で日本がともに金メダルを獲得した野球とソフトボールは2大会ぶりの復帰となる。クリケットは128年ぶり、ラクロスは120年ぶりの復帰。アメリカンフットボールから接触プレーをなくしたフラッグフットボール、スカッシュは初実施となる。追加の団体競技はいずれも男女各6チームの予定。

 日本ラクロス協会の佐々木裕介理事長は「新しい未来につながる。大学生や社会人だけでなく、若年層も含めたより広い世代にラクロスが普及する契機になれば」とオンライン会見で願った。元サッカー日本代表の中沢佑二さんは2019年の現役引退後、長女こころ(21)と次女ねがい(19)=ともにルイビル大=の影響でラクロスの指導に携わる。代表歴がある娘と五輪のメダルを目指す道が開け「ここからが勝負。世界に勝ちたい」と意気込んだ。

 ◆ラクロス 北米の先住民に親しまれ、17世紀に欧州からの入植者が取り入れて競技として発展。先端にネットが付いた「クロス」と呼ばれるスティックで球を操り、ゴールを狙って得点を競う。1904年セントルイス、08年ロンドン両五輪で実施。2028年五輪と同じ6人制で争った昨年のワールドゲームズで、日本男子は銅メダルを獲得した。

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