近大剣道部員が死亡、飲酒後にけんか、3年生部員を逮捕「仲が良かった2人」、20歳未満の飲酒も判明

 近畿大剣道部で部員同士がけんかし、けがをした3年生の男子部員が16日に亡くなっていたことが18日、わかった。また、相手にけがを負わせた容疑で、同学年の男子部員が大阪府警に逮捕されていた。近大が同日、記者会見を行った。

 近大によると、5日未明に東大阪市内で6人の部員らが飲酒を伴う会食を行った。2人の部員のふざけ合いがエスカレートしてけんかのような状態になり、一人がうずくまり動かなくなったため救急搬送された。

 その男子部員(21)は、くも膜下出血で16日に死亡した。もう一人の部員は、逮捕、勾留されている。警察は暴行と死亡との関連を調べているという。また、近大によると、現場には20歳未満で飲酒をしていた部員がいたこともわかった。

 剣道部は10月5日から活動を自粛。11月の全日本学生剣道優勝大会と全日本女子学生剣道優勝大会への出場を辞退する。会見には副学長補佐、学生部長の仲林真子氏、スポーツ振興センター事務長の石崎重之氏、体育会剣道部監督の松江範満氏らが出席した。

 大学によると2人は「仲が良かった」といい、松江監督は「2人で自主練習をするなどともに行動することが多かった。皆が認める友達関係だった」と説明。いじめの可能性については「一切ない」と否定した。

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