青学大・黒田朝日の妹・六花がU16の1000mでV 同郷の先輩・ドルーリー朱瑛里に刺激「憧れだったら勝てない」
「陸上・U18・U16大会」(21日、ニンジニアスタジアム)
U16女子1000メートル決勝が行われ、8月の全国中学体育大会1500メートル覇者の黒田六花(りっか、15)=京山中3年=が2分48秒49で優勝した。「勝つことしか考えてなかった。ラストの100とかは一番きついところ、力いっぱい振り絞ってゴールした」と喜んだ。
大会記録はドルーリー朱瑛里(しぇり、15)=津山高1年=が持つ2分45秒84。同じ岡山出身の先輩の記録は「狙ってたけど、遠かったです」と苦笑いだ。「去年はずっと(試合が)一緒で。大体ドルーリーさんが1番になるので、自分はいつも2番。常に後ろから見てた背中なので、今年は(ドルーリーが高校に入学して)いないので、じゃあ自分が1番になるしかないなと常に走ってます」と刺激を受けるという。「来年からは同じ舞台で戦う。憧れだったら勝てない気がする。追いつこう、追い抜こう、という姿勢で頑張りたい」と見据えた。
2008年9月1日生まれ。4人きょうだいの3番目で、長男は今季出雲駅伝の2区で区間賞を獲得した黒田朝日(青学大)だ。出雲駅伝はテレビ観戦したといい、「尊敬している」と笑顔。「大きい舞台で結果を出す力は自分にもまねできると思う」と、兄にも刺激を受けている。
今後の目標は「大きい大会で勝つからこそ勝負の意味があると思う。これからもどんどん大きい大会、全国や世界に出て行きたい」と掲げた。名前・六花の由来は「雪の結晶の熟語みたいな感じ。雪の結晶は同じ形を持っていないらしくて、唯一無二というか、誰ともかぶらない」。個性を発揮し、世界の舞台へ駆け上がる。