ラグビーW杯 ニュージーランドが決勝進出 日本倒したアルゼンチンに7トライ圧勝

 「ラグビーW杯フランス大会・準決勝、ニュージーランド代表44-6アルゼンチン代表」(20日、サンドニ)

 2大会ぶり4度目の優勝を狙うニュージーランドが7トライを挙げてアルゼンチンに44-6で大勝し、28日(日本時間29日)の決勝に進んだ。PGで先制を許した後、前半11分にWTBジョーダンがトライを奪い逆転した。さらに2トライを挙げて20-6で折り返すと、後半に4トライを加え、5度目の決勝進出。ジョーダンは3トライをマークした。1次リーグD組で日本に勝ったアルゼンチンはトライを奪えず、初の決勝を逃して27日(同28日)の3位決定戦に回った。

 ニュージーランドは圧巻の7トライで大勝し、単独最多4度目の頂点が懸かる決勝の舞台へ進んだ。3大会出場で34歳のSHスミスは「信じられないくらいうれしい。みんなの努力を誇りに思う」と話した。

 0-3の前半11分に流れるようなパス回しからWTBジョーダンがトライ。前半終了間際にはスクラムで反則を誘って得た好機を仕留めた。14点リードで迎えた後半開始直後も再びスクラムを押し、スミスが加点。FWはモールでも圧倒し、個人技のトライも出たバックスとかみ合った。

 前回大会は準々決勝で難敵アイルランドに快勝し、わずかに気が緩んだ準決勝でイングランドに敗戦。「国全体をがっかりさせてしまった」(スミス)と今も苦い記憶が残る。今大会はアイルランドとの激闘を制して準決勝に進み、合言葉は「リセット」。余韻に浸らず、一戦必勝を期した。

 25歳のジョーダンはこの日のハットトリックでW杯最多に並ぶ1大会8トライ。栄光と苦悩を知るベテランと新星が融合した「オールブラックス」に最強のオーラが漂ってきた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス