7人中3人が「田中」 柔道団体戦で筑波大が10年ぶりV 優秀選手に“筑波大・田中”選出も「3人いるよ」と総ツッコミ

 「柔道・全日本学生体重別団体優勝大会」(22日、ベイコム総合体育館)

 体重別7人制の団体戦で争われた。男子決勝は、筑波大が明大を3-1で下し、10年ぶり4度目の優勝を果たした。この日先鋒となった66キロ級では、ワールドマスターズ王者の田中龍馬(4年)が準決勝、決勝と勝利をもたらす活躍で貢献。主要学生団体戦で自身初の日本一に男泣きし、「(学生時代の)最後の最後に頂点に立ててうれしい。勝って泣くことはなかったが、今大会は仲間の応援もあって感極まった」と感慨を込めた。

 チームはエースの龍馬を筆頭に、弟で73キロ級の田中龍雅(1年)、100キロ級の田中航太(3年)と、7人中3人を占める「トリプル田中」が躍動。決勝でもそろい踏みで日本一に導いた。各階級の試合順は抽選で決まるが、龍馬は「下手したら田中、田中、田中と(連続で)続いたかもしれない」と笑った。

 また、田中龍馬、田中航太の2人は優秀選手賞に選出。場内アナウンスでの発表では最初「筑波大学の…田中君」と読み上げられたが、筑波大チームからは「3人いるよ!」「どの田中だよ!」と総ツッコミが入り、歓喜の笑いに包まれた。

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