ラグビーW杯 南アフリカが連覇に王手 SOポラードが劇的逆転PG
「ラグビーW杯フランス大会・準決勝、南アフリカ代表16-15イングランド代表」(21日、サンドニ)
2連覇を目指す南アフリカが16-15でイングランドに逆転勝ちし、2大会連続4度目の決勝進出を決めた。28日(日本時間29日)の決勝で、ともに史上最多となる4度目の優勝を懸けて、ニュージーランドと対戦する。南アフリカは前回大会決勝と同一カードで、2点差の終盤にSOポラードのPGでひっくり返した。日本と同じ1次リーグD組を首位通過したイングランドは5大会ぶり2度目の制覇を逃した。27日(日本時間28日)の3位決定戦でアルゼンチンと顔を合わせる。
敗色濃厚な流れを変えたのは、南アフリカが「プライドを持っている」(フランカーのコリシ主将)というスクラムだった。2点を追う試合終了間際にスクラムで重圧をかけ、PGを選択。SOポラードが約50メートルのキックを決めて逆転した。2019年大会得点王の司令塔は「信じられないほど素晴らしいスクラムに救われた」と感謝した。準々決勝に続く1点差の勝利。ロックのスナイマンは「決して諦めないのが南アフリカの精神」と誇った。