元世界女王トゥクタミシェワが今季休養を発表「この2年間は辛くて」露選手国際大会除外も影響 引退の可能性示唆「復帰難しいのは理解」

 フィギュアスケート女子で元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(26)=ロシア=が22日、自身のインスタグラムを更新し、今季休養を発表した。

 「この2年間は辛くて、自分が情けなくて、競争して、演技して、落ち込まないようにしていたけど、休憩が必要だと気づいた。自分自身のために休養を取ります。愛する人たちともっともっと時間を過ごし、十分な睡眠をとる。心理学や慈善団体の活動、そのほか個人的なプロジェクトを行います」と綴った。アイスショーには出演するという。

 露メディア「Sports.ru」への寄稿ではウクライナ侵攻に伴うロシア選手の国際大会からの除外が延長されたことも理由の1つとして語っており、「あの輝かしい栄光や国際大会への出場はなくなってしまった」と、つづった。

 また復帰については「スケーターが休んでも、それが引退を意味するものではない」とした一方で「復帰が難しいのは理解している。エフゲニー・プルシェンコやカロリーナ・コストナーなど多くのアスリートが休んでから復帰した。安藤美姫さんは出産のために欠場し、その後復帰している。復帰は可能でしょう。難しいけど」と、心境を綴っている。

 15年世界女王のトゥクタミシェワは若年齢化の著しいロシアフィギュア界の中で26歳まで現役を続け、大技トリプルアクセルも跳び続けているレジェンド的存在だったが、大きな決断を下した。

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