フィギュア坂本花織23歳「ピークをめちゃくちゃ超えている」世界女王として「自分のできる限界まで」

 フィギュアスケート女子で世界選手権2連覇中の坂本花織(シスメックス)が24日、テレビ朝日系のニュース番組「報道ステーション」に出演。サッカー元日本代表の内田篤人さんからインタビューを受けた。今季グランプリ(GP)シリーズの自身初戦となるスケートカナダ(10月27~29日、バンクーバー)を控えている。

 坂本は、世界的に評価されているジャンプの飛距離の秘密を内田さんからたずねられ、「ジャンプの前に結構スピードを出して跳ぶ。助走の部分で、スピードがある分、跳び上がれば流れも乗って距離が稼げる」と明かした。また、ジャンプの出来栄え点を稼ぐために、「ジャンプの直前の振り付けをギリギリまでやってジャンプを跳ぶのが(今季は)フリーにたくさん組み込まれている」と、上半身の振り付けによってジャンプへの助走カーブが安定しないリスクを背負った上で、挑戦を続けているという。

 23歳で迎えるシーズンには「ピークをめちゃめちゃ超えている。だいたい15歳から18歳くらいがピーク」と話し、内田さんもビックリ。「体形変化の前でキャリアのピークが来てしまうのはよくある。今を受け入れるしかない」と、日々自身と戦っていることも率直に話した。

 それでも、「自分のできる限界までいかないと高得点は難しい。このタイミング、この角度ならいけるかもとちょっとずつクリアしているのかな」と手応えは感じている。「あえてできないことをできるようにして、点数も伸びていけば楽しい」とまだまだ成長過程だ。

 GPシリーズは、全6戦が行われ、シリーズ上位6人が進むGPファイナル(12月7~9日・北京)に進出。坂本には初制覇がかかっている。

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