サンズ・渡辺雄太 NBA開幕戦で初得点 一時同点シュートを決める 苦境で光った「最高の試合」

 「NBA、ウォリアーズ104-108サンズ」(24日、サンフランシスコ)

 開幕して2試合が行われ、サンズの渡辺雄太(29)はウォリアーズ戦に途中出場し、17分53秒プレーして8得点、4リバウンド、1ブロックショットをマークした。チームは108-104で競り勝ち、白星発進した。レーカーズの八村塁(25)は敵地デンバーでのナゲッツ戦に途中出場し、14分39秒のプレーで6得点、3リバウンド。チームは昨季リーグ王者に107-119で敗れ、黒星スタートとなった。レーカーズとサンズは26日(日本時間27日)の次戦で顔を合わせる。

 サンズは前半の15点リードを第3クオーターに逆転された。そんな苦境で、W杯日本代表としてパリ五輪切符獲得に貢献した渡辺が光った。

 6点を追う第3クオーター残り約3分では相手のベテランガード、ポールのシュートを背後からブロックし、その後3点シュートを射抜く。第4クオーター序盤にはドリブルで切り込んで同点シュートを決め、「あのショットはビッグショットだったと思う」と振り返った。「このチームでは要所で確実に決めていくことを求められている」。どちらのプレー後もタイムアウトを取らせるなど流れを変える働きで、胸を張った。

 6季目の渡辺だが、開幕戦での得点は初。「最高の試合だった。とても楽しかった。チームを助けることができて、とてもうれしい」と喜び、「きょうは及第点。自分の仕事はしっかりできたかな」とうなずいた。攻守とも勝利に貢献し、満足感が漂った。

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