JOC山下会長が陳謝「批判、甘んじて受ける」冬季2大会同時決定濃厚で札幌招致は34年も絶望的 IOC思惑読み違え 38年は「遠い」

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(66)は26日、都内で取材に応じた。インド・ムンバイで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、30年と34年の冬季五輪について条件が整えば、同時に決める案が承認されたことを受けて、34年以降の招致を目指している札幌市の秋元克広市長とオンライン会談し、今後について協議を行ったことを明かした。

 「34年も極めて厳しい。今後どうしていくか、しっかり検討しないといけない」

 この決定により11月末からのIOC理事会で、30年、34年大会の開催地が同時に絞り込まれる可能性がかなり高くなった。11日に30年招致を断念し、34年以降を目指すことを表明したばかりの札幌にとって、早くも34年は絶望的な状況に。山下会長は11日の札幌市との合同会見で同時決定について「そういう情報もあるが可能性は低い」と語っていただけに、JOCの情報収集能力への失望の声もあるが「結果がこうなったからには、見通しの甘さ、力不足という批判は甘んじて受ける」と、反省した。

 今後は38年大会も招致を続けるのかが焦点となる。山下会長は「15年先で、決まっても7、8年後になる。世の中も変わっている。遠い感じがする」と、語った。

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