滑り改造の坂本花織 今大会は「何点出して優勝するか」
フィギュアスケートのGPシリーズ第2戦、スケートカナダは27日(日本時間28日)にバンクーバーで開幕する。26日は公式練習があり、女子は世界選手権2連覇中の坂本花織(23)=シスメックス=らが調整。渡辺倫果(TOKIOインカラミ・法大)と松生理乃(中京大)も出場する。男子は三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)、山本草太(中京大)、友野一希(上野芝ク)が27日のSPに備えた。
坂本はこの夏、アイスダンスで北京五輪銅メダルのザカリー・ドノヒューさん(米国)から全日本強化合宿などで指導を受け、滑りが変わった。膝を柔軟に曲げ伸ばし「最小限の力でスピードを出す」と、23歳と年齢を重ねた今の自分に合うと確信した。
頭の位置を一定に滑ることは理想的だが、体勢を保つには体力、筋力が必要になる。演技終盤にスタミナ切れを感じることが増え「ジャンプやスピンで力を使いたい。上下があった方が(表現面で)動いているようにも見える」と決意した。今大会は「何点を出して優勝するか」と、自分との戦いに重きを置く。