女子日本代表ロコ・ソラーレ、PCCC連覇へ、藤沢「成長見せる」 鍵は試合の入り方 吉田知「のろしの上げ方をすごく研究」

 カーリングのパンコンチネンタル選手権(PCCC)=29日開幕、カナダ=女子日本代表で、2連覇を目指す北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが28日、オンラインで報道陣の取材に応じた。

 スキップの藤沢五月(32)は「私たちの大好きなカナダでまたプレーができる。カーリングをよく知るカナダの観客の方たちの前でいいプレー、成長した姿を見せられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 パンコンチネンタル選手権は昨季新設された国際大会で、アジアとオセアニア、米大陸から9カ国・地域が参加する。チームは前回大会で初代女王になっている。

 藤沢は「今シーズン、課題としてあがってきたのが試合のスタートの部分」と明かした。サードの吉田知那美(32)も「私たちの強みはどんなにダウンであったとしても、最後はゾンビのようにはいつくばって絶対に最後に勝ちきる」とチームの良さを語った上で、「もう1つ、世界一を目指すのに試合に入るのろしのあげかたを今すごく研究している。奇襲を起こすにも、チャンスを狙うにも、その前にいかにチームで一丸となって、必要な情報を集めて、『いくぞ!』っていうのろしを上げられるかがすごく大事」と試合の入りの重要性を強調した。

 そのために、チームは昨季の世界選手権後から基礎スキルの見直しに取り組んできた。「みんなそれぞれが今までの心地よさを少し我慢して、違和感を感じながらも、チーム全体のスキルアップを目指して小さな基礎練習に今も取り組んでいます」と吉田知。成果はあるといい、藤沢は「ほぼほぼ完成に近づいてきている。試合前練習から意識しながらスタートをいい形でつめれば。後半の強みはあるので、そこを通していい試合ができれば」と、2連覇への道乗りを見据えた。

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