坂本花織 3連覇へ好発進 SP75・13点首位!緊張と“友達”「吐き出すの大事」

 「フィギュアスケート・スケートカナダ」(27日、バンクーバー)

 開幕し、女子SPは世界選手権2連覇中の坂本花織(23)=シスメックス=が75・13点で首位に立った。松生理乃(中京大)が66・29点で3位。昨年覇者の渡辺倫果(TOKIOインカラミ・法大)は57・52点で7位と出遅れた。男子SPは昨季GPファイナル2位の山本草太(中京大)が89・56点でトップ。ミスが出た友野一希(上野芝ク)は81・63点で3位、三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)は80・80点で4位につけた。

 歴戦の坂本でも、本番直前は鼓動が極限まで高まる。「もう緊張とお友達です」とさえ言う。SPを前に中野コーチに「緊張している」と打ち明けると、気持ちが楽になった。「やっぱり吐き出すのって大事だな」。心を静め、風格の舞でGP4勝目に前進した。

 中盤の連続3回転ジャンプで、最初のフリップの回転軸が傾いた。だが、リンクサイドのコーチから「はいっ!」と背中を押され、続くトーループを決めた。技術点、演技点ともにトップで、2位に約5点差と大きなリードを奪った。

 世界女王としての重圧は「あまりない」と笑った。フリーも「絶対に緊張する。いい緊張になるように、ベストコンディションで挑みたい」と“友達”との付き合い方を模索していく。

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