圧巻Vの坂本花織「すごくすっきり」 2位と約25点差でフリー、合計ともに今季世界最高「思い通りの演技できた」

 女子フリーの演技を終え、笑顔の坂本花織(カナダ通信提供・AP=共同)
 表彰式を終え、笑顔で歓声に応える優勝した坂本花織(カナダ通信提供・AP=共同)
 笑顔でメダルを掲げる、優勝した坂本花織(中央)と2位の金采衍(左)、3位の松生理乃(カナダ通信提供・AP=共同)
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 「フィギュアスケート・スケートカナダ」(28日、バンクーバー)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位で世界選手権2連覇中の坂本花織(シスメックス)がフリー151・00点、合計226・13点のどちらも今季世界最高で優勝を果たした。グランプリ(GP)シリーズ通算4勝目で、2位の金采衍(韓国)に約25点差もつけて圧勝した。

 冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めると、続く3回転ルッツも降り、流れに乗った。全てのジャンプを成功させ、「ミステリアス」がテーマの今季新フリー「Wild is the Wind/Feeling Good」を情感たっぷりに演じた。発表された得点を見ると「お~!」と喜び、自身に拍手を送った。

 試合後の記者会見では「自分の思い通りの演技ができたのですごくホッとしているし、すごくすっきり終えれたなと思いました」と晴れ晴れとした表情。「今日の演技で115点…151、ちょっと間違えた(笑)。151点出たのはすごくうれしかったし、細かいところをみるとスピンの取りこぼしがあったりGOE(出来栄え点)がそこまで取れていない所もあった。シーズンを通してちょっとずつでもあげていければ」と、振り返っていた。

 SP3位の松生理乃(中京大)がフリー132・33点、合計198・62点で3位。SP7位で昨年大会でグランプリ(GP)シリーズ初出場初優勝を果たした渡辺倫果(TOKIOインカラミ、法大)はフリー124・56点、合計182・08点で6位だった。

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