新入幕・北の若 北の富士勝昭さんに恩返しの活躍誓う「いい相撲をとって、もっと元気に」

 九州場所の番付表を手にする新入幕の北の若
 新入幕が決まり、番付の自身のしこ名を指さす北の若
2枚

 「大相撲九州場所」(11月12日初日、福岡国際センター)

 大相撲九州場所の番付が30日、発表され、北の若(22)=八角、美ノ海(30)=木瀬、狼雅(24)=二子山、東白龍(27)=玉ノ井=が新入幕を果たした。福岡市内で会見した北の若は、元横綱の北の富士勝昭さん(81)への恩返しとなる活躍を誓った。4月に右膝手術を受けて長期離脱中の元関脇の若隆景(28)=荒汐=は東幕下6枚目に番付を下げ、約5年半ぶりに関取の座を失った。

 率直な思いが口を突いた。小学生の頃から全国上位の常連だった元高校横綱にとって、初土俵から4年半での新入幕は「やっと来られたんだなと。少し時間はかかったかな」。北の若の言葉に実感がこもった。

 幕内での活躍で、しこ名の文字も同じにさせてもらった恩人にパワーを送る。中学時代から目をかけてかわいがってくれる北の富士さんに、秋場所後には電話で勝ち越しを報告できた。「遅い」という厳しいひと言にも、北の若は「久しぶりに声を聞いて、すごくうれしかった。いい相撲をとって、もっともっと元気になってもらえるように頑張りたい」。意気込みはさらに増している。

 191センチの上背を生かして前に出る四つ相撲が板についてきた。新入幕の目標は、まずは勝ち越し。「若々しく相撲をとって、できることを精いっぱいやりたい」。初日に23歳の誕生日を迎えるホープが、その名の通りに躍動する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス