大相撲 貴景勝が2場所連続V&綱とりへ意欲「評価していただける相撲をとって勝っていきたい。その先に最後の番付がある」

 大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で2場所連続優勝がかかる大関貴景勝(常盤山)が31日、福岡市内で行われた力士会の前に取材に応じ「巡業で稽古もしっかりやってきている。自信を持って臨みたい」と抱負を語った。

 秋場所で4度目の優勝。11勝4敗で熱海富士との優勝決定戦を制した。九州場所では綱とりの可能性がある。「一生懸命とることで周りに評価していただける相撲をとって勝っていきたい。その先に最後の番付(横綱)があると思う」と意欲をのぞかせた。

 過去2度の綱とりはケガで途中休場。「1回目は明らかに焦りの気持ちが大きかった。まだまだ未熟だった。(今年春場所の)大阪の前の取組は悪くならなかったけどケガをした。自分の弱さ」と冷静に振り返った。3度目の挑戦へ「生かせる部分はたくさんある。生かせないとダメ」とキッパリ。「一番大事なのは、先場所のいい記憶を消し去ること。今場所は新しい気持ちで頑張りたい。一番いい状態で15日間戦える体に仕上げることにフォーカスしたい」とポイントを挙げた。

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