青学大・原晋監督「何十年前から大麻を吸っていたと疑われても仕方ない」 薬物事件巡る日大アメフト部の隠ぺい体質バッサリ

 青学大陸上競技部で長距離監督を務める原晋氏が1日、TBS系「ひるおび!」に出演。日大アメリカンフットボール部の薬物事件を巡る同部の隠蔽(いんぺい)体質をバッサリと斬り捨てた。

 番組では、アメフト部の薬物事件を巡る大学側の対応を検証した第三者委員会が10月31日に行った記者会見について取り上げた。

 昨年10月、保護者から部員による大麻使用の噂があるとの情報提供があり、アメフト部の部長や監督ら部の指導者がヒアリングを行ったものの、疑われた部員が使用を否定したため事実とは認められないと結論付け、競技スポーツ部長や沢田康広副部長への報告が一切されてなかった。その後になって、当該部員が自身と先輩の大麻使用に言及したものの、部の指導者による「現状注意」にとどめて、またも沢田副学長らへの報告はなかった。第三者委員会は会見で「この時点でもう少し早い対応が取られていれば事態が回避できた可能性は高かった」と指摘した。

 原氏はこうしたアメフト部の対応について「ただただ勝てばいいと、勝利至上主義というか…。何か問題が起こったときに、試合に出られない、それでイコール負ける。そこで一点集中しているわけですね。大学のクラブ活動というのは、教育活動だという、原理原則が失われているんですよね。だから隠ぺい体質になってくる、勝利すればそれでいいと」と厳しく批判した。

 さらには、度重なる大麻問題発覚について、「きょうあすで出てきたわけじゃないんだと思うんですよ。長い間の悪の歴史があると思うんですよ。何十年前から先輩がこういうふうな大麻を吸ってたと…。事実は分かりませんけど、あったんではないかとそういうふうに疑われても仕方ないですよ」と疑問を投げかけた。

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