宇良 新三役へ地力アップだ「上位と勝負できるようにしたいのが一番」自己最高位に並ぶ西前頭筆頭

 紫雷(背中)を攻める宇良
 紫雷(右)と相撲をとる宇良
 ぶつかり稽古をする宇良(左)
3枚

 大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)に西前頭筆頭で臨む宇良(木瀬)が2日、福岡市内の同部屋で稽古し、十両紫雷、出稽古に来た新入幕の東白龍(玉ノ井)と申し合いを行った。9番とって6勝3敗。勝った相撲は力強く前に出る内容が目立った。

 三役を目前にしても「意識していないです」と無関心を貫く。昨年春場所に並ぶ自己最高位も「1回上がったところ。まだ超えたわけではない。変わらないです」と冷静に捉えている。

 場所の目標は「上位と勝負できるようにしたいのが一番」。力の差で圧倒された取組が多いと自覚。「それを限りなく減らしたい。上位相手に勝負できるっていう感覚がほしい。自分の中ではそれしかない」と力を込めた。地力がつけば、意識しなくても番付も自然と上がっていくはず-。「そうですね。力が通用するかしないか。しなかったら上がれないので」とうなずいた。

 昨年以降の12場所で、前頭5枚目以内は4場所連続9度目。師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)も「ずっと上位にいる。三役の力はある」と認める。一方で「負けてもいいけど、変な肩すかしにいったり、その負け方はするなよというのが(1場所で)2番ぐらいある」と課題を指摘。「それをなくせれば。三役に上がるにはそういうところ」と改善を求めた。

 九州場所では、2年前に10勝を挙げて初三賞となる技能賞を獲得。宇良は「九州は好きですよ。過ごしやすい気候だし」と話し、イメージはいい。勝ち越せば、新三役が大きく近づく1年納めの場所。「しっかりけいこを積んでいきたい」と、ベストの力を発揮するべく鍛錬に励む。

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