明大4年の本田真凜「最後とかそういう話もする年齢に」全日本目指しフリー進出 学業も「今は絶賛卒論の時期」
「フィギュアスケート・東日本選手権」(3日、テクノルアイスパーク八戸)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、9年連続全日本切符がかかる本田真凜(22)=JAL=は51・84点で、上位24位以内による4日のフリー進出を決めた。
明大4年生として挑む今大会。「小学校4年生の野辺山合宿の時から一緒にやってきた選手のみんなとか、もしかしたら今日とか明日とかで、現役で一緒にやっていけるのは最後なんじゃないかなとか、そういう話とかもしたりする年齢になっていた」と節目のシーズンを実感しているという。
本田家では21年に兄・太一さんが現役を引退した。「お兄ちゃんの世代が引退するときにあんまり実感はなかったけど、今大会は特にそういう気持ちが強くて」としみじみ。学業も忙しく、「今は絶賛卒論の時期で3万字書かないといけない。それも両立しながらやっている。4年生で大学でもラストスパートなんで」と多忙の日々を苦笑いで明かした。
今大会は全日本選手権(12月、長野)の代表選考会を兼ねており、上位5人が進出する。全日本切符獲得は狭き門だが、「自分の力を発揮できれば絶対にいけると思う」と意気込んでいた。