カーリング女子、ロコ・ソラーレ連覇王手 決勝相手はリーグ戦で唯一黒星の韓国「リベンジできる」
「カーリング・パンコンチネンタル選手権」(2日、ケロウナ)
女子日本代表のロコ・ソラーレは準決勝で米国に10-8で競り勝ち、決勝へ進出した。2連覇を懸け、4日の決勝で韓国と対戦する。1次リーグを6勝1敗の2位で通過。準決勝では6-8で迎えた第10エンドに2点を挙げて追い付き、延長の第11エンドに2点をスチールした。男子代表のSC軽井沢クは、韓国に10-5で勝って6勝1敗の2位で1次リーグを終えた。3日の準決勝で韓国とぶつかる。
連覇を狙うロコ・ソラーレが持ち前の粘りを発揮した。第9エンドを終えて6-8と追い詰められながら、試合をひっくり返して決勝へ進んだ。劇的な勝利に、サードの吉田知は「準決勝で(勝って)泣いたのは久しぶり。ずっと心臓がバクバクしていた」と泣き笑いした。
有利な後攻の第1エンドでスチールを許す苦しい展開。その後も点の取り合いが続き、主導権を握り切れなかった。6-6の第9エンドに2点を許し、窮地に立たされた。そこから挽回できるのがこのチームの強みだ。第10エンドに2点を奪って追い付き、延長の第11エンドで藤沢の最終投を吉田夕、鈴木がスイープで伸ばし、円心付近に運ぶ。重圧がかかった米国のラストショットはミスとなり、2点スチールに成功。
藤沢は「スイーパーやラインのコールが大事。全員で決め切れたのがうれしい」と喜んだ。決勝の相手は1次リーグで唯一の黒星を喫した韓国。藤沢は「リベンジできるという喜びもある」と力強く話した。