全日本大学駅伝（５日、熱田神宮～伊勢神宮）の監督記者会見が４日、名古屋市内で行われた。５年ぶりの優勝を狙う青学大の原晋監督（５６）は恒例の作戦名を「『名古屋大作戦』！頑張っていきたいと思います！」と高らかに宣言した。

　今大会の作戦名は、テレビ取材を受けた際に急きょ考案。そのため「深い意図はない」というが、「肉付けしますと、名古屋ブロックは１区と２区。この時点で（４連覇を狙う）駒沢大学さんが先頭を走ると、優勝が決まるという局面になる。それをさせず、積極的にレース展開する」とプランを説明。「『５５回大会』、『５年ぶり優勝』、『な・ご・や』でございます。お後がよろしいようで」と楽しげに笑った。

　青学大は今季の出雲駅伝２区で区間賞を獲得した黒田朝日（２年）を２区に置き、佐藤一世（４年）、若林宏樹（３年）は補員となっている。昼には２５度まで気温が上がることも予想される中、「危険水域は３０秒。３０秒離されると優勝はないと思う」と、終盤の追い上げは厳しいと推測。補員の当日変更については「これって競馬の予想と一緒でスタート前に楽しむもの、是非楽しんでください」とけむに巻いた。