本田真凜が号泣 ギリギリ5位で全日本選手権進出!「ネガティブな感情たくさん」も勝負強さ発揮
「フィギュアスケート・東日本選手権」(4日、テクノルアイスパーク八戸)
女子フリーが行われた。16年世界ジュニア選手権金メダリストでショートプログラム(SP)4位の本田真凜(22)=JAL=は90・28点でフリー5位、合計142・12点で総合5位。上位5位が進出する全日本選手権(12月、長野)を薄氷で決めた。
真凛は、今季のフリー曲「リトルマーメイド」で、冒頭の3回転ループが単発で軽微な回転不足になるなどのミスはあったが、中盤に連続技を入れてリカバリー。主人公「アリエル」として豊かな演技力も披露し、演技構成点は上位2人に続く3番目の高得点と勝負強さを発揮した。演技後は胸に手を当てて不安げな顔も見せたが、「真凜ちゃーん」というファンの声援には満面の笑顔で応えた。
全日本選手権へは上位5人が進出。9年連続全日本を目指す本田は、今季初戦となった9月の東京選手権で12位となり、東日本選手権への出場を決めていた。
9年連続の全日本切符をギリギリでつかみとり、更衣室では号泣したという。「スケート(人生)21年目だが、その中でも1番と言っていいくらい緊張した試合が今日のフリーで、自分の中でネガティブな感情がたくさんだったが、いざ曲が鳴ると(リトルマーメイドに)なりきって、最後まで楽しくあきらめずに演技ができた」とうなずいた。