古賀ひより 親子2代制覇 “平成の三四郎”のDNAかいま見せた「一つ一つ勝っていく」
「柔道・講道館杯」(4日、千葉ポートアリーナ)
女子7階級が行われ、57キロ級で古賀ひより(パーク24)が初優勝した。1992年バルセロナ五輪男子71キロ級覇者の故古賀稔彦さんの長女で、親子2代の制覇となった。70キロ級は寺田宇多菜(JR東日本)が3年ぶり2度目の優勝。48キロ級の近藤美月(東海大)、52キロ級の白石響(環太平洋大)、63キロ級の山口葵良梨(国士舘大)、78キロ級の杉村美寿希(東海大)、78キロ超級の高橋瑠璃(SBC湘南美容クリニック)はいずれも初優勝。
悲願のシニア初タイトルをつかんだ古賀は「うれしいです」と声を弾ませた。準々決勝は、父の代名詞でもあった一本背負いで一本勝ちするなど“平成の三四郎”のDNAをかいま見せた。「家族や周りからは、体のつくりだったり(柔道の)スタイルは(兄2人と比べて)父に一番似ていると言われる」という3きょうだいの末っ子。「将来五輪で優勝する目標はあるが、一つ一つの大会でしっかり勝っていくのが目標」と着実に足元を見つめた。