4連覇の駒大 怪物2年・佐藤圭汰がMVP 2区で圧巻区間新 昨年まで先輩田沢廉が3年連続「後を継げたのは嬉しい」も「田沢さんはここで満足しない」

 「全日本大学駅伝」(5日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)

 駒大が5時間9分00秒で4連覇。史上最多となる16度目の優勝を果たし、史上初となる2季連続の大学三大駅伝3冠へ王手をかけた。2位は3分34秒差で青学大、3位には国学院大、4位には中大が入った。2区で昨年“怪物ルーキー”として注目された佐藤圭汰(2年)が従来の区間記録を11秒上回る31分1秒の区間新記録をマークする区間賞で、MVPを獲得した。

 佐藤は「出雲では区間賞だったが同タイムで悔しい思いした。絶対に今回は引き離して区間賞と思っていた」と、充実の表情で振り返った。昨年まで先輩の田沢廉が3年連続でMVPに輝いていただけに「田沢さんの後を継げたのはすごく嬉しい。でも、田沢さんはここで満足しない。次は箱根。しっかり気持ちを切り替えたい」と、見据えた。

 駒大は1区から赤津勇進(4年)が区間賞の走りで先頭に立つと、2区の佐藤で独走状態に。3区の篠原倖太朗(3年)、4区の赤星雄斗(4年)、5区の伊藤蒼唯(2年)がともに区間2位の走りで後続との差を広げていった。6区は安原太陽(4年)が区間賞を獲得。7区も主将の鈴木芽吹(4年)が区間3位、最終8区の山川拓馬(2年)も区間賞で、全区間3位以内という圧倒的な安定感でそのままゴールテープを駆け抜けた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス