100キロ級パリ切符は大混戦 ウルフ正念場 柔道グランドスラム出場38選手発表
全日本柔道連盟は6日、グランドスラム東京大会(12月2~3日・東京体育館)の出場選手38人を発表した。女子52キロ級の阿部詩、男子66キロ級の阿部一二三(ともにパーク24)らパリ五輪代表内定者は9人が出場。また、代表が決まっていない4階級については最終選考会を兼ねる。
代表争いが混迷を極めている男子100キロ級は、世界選手権代表の飯田健太郎(旭化成)、東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)の2強に、講道館杯優勝の植岡虎太郎(日本製鉄)、世界ジュニア王者の新井道大(東海大)の4人を選出。金野強化委員長は「基本的に飯田選手、ウルフ選手が(争いの)中心になるが、3~4番手が抜群の内容で優勝した場合は別の考え方もある」と4人全員に五輪切符の可能性があると示唆した。